【電流と磁界とローレンツ・力】
定期テストで、今までの出題範囲を超えた問題が大類中で出題されました。
具体的には次のような問題です。(大類中の問題そのものではありません)
問題文に力の方向が書かれていません。そのため、フレミングの左手の法則を利用して力の方向を決める必要があります。
「ゆとり教育」以前はこれが標準的な問題でした。
「ゆとり教育」以降は、フレミングの左手の法則を応用しなくても解けるように、最初の条件で力が働く向きが問題文に書かれています。
2016年に理科教科書が改訂されましたが、それを分析して編集された問題集も最
都麦出版「受験用みるみるわかる中学理科」より 初に力の向きが指定してあるタイプの問題
を載せています。
左がその具体例です。
これが主流とは推測しますが、あのベネッセはフレミングにこだわっています。また、何はともあれ群馬は今を時めく権勢を誇る前文部科学大臣の出身地です。ベネッセから推測すれば文科省と県の動きから外れることはないでしょう。
フレミングの左手の法則そのものが試験に出ることは限りなくないと予測しますが、もう一度フレミングの法則の簡易版を2年生全員で練習しました。
使用した教材の一部を次に載せます。
育伸社「i ワーク中2理科」より
フレミングの左手の法則の簡易版は旧東ドイツ式とアメリカ式の二通りあります。
それについてはサブサイトのこの記事をご覧ください。
授業では左に載せた塾備え付け問題集が取り上げている、左手を使う方法を練習しました。
右手を使う方が高校以降の物理で学習する右ねじの法則に近いですが、フレミングの左手の法則の指使いを連想しやすいようにしました。
引用は 都麦出版「学年別みるみるわかる中学理科2」より